自己紹介が苦手な理由は「自信がない」だけじゃなかった

雑記
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「自己紹介してください」と言われるたびに、一瞬だけ思考が止まる。

べつに自分のことを知らないわけじゃない。好きなものも、得意なことも、まあまあ把握している。でもそれを「他人に向けて提示する」という行為が、どうしてもうまくできない。

これ、自分だけかと思ってたけど、調べてみると同じ感覚の人がかなりいる。面接でも、マッチングアプリでも、職場の懇親会でも、「自己紹介が苦手」で検索している人がいる。

苦手な理由は人によって違うと思うけど、私の場合は「なぜ言葉にしなければならないのか」という疑問がずっと頭にある。

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見ればわかるじゃん、という気持ち

自己紹介を求められる場面の多くは、相手が自分を知らない状況だ。面接、初対面、アプリのプロフィール。

でもそういう場面に限って、「言葉で説明する」ことへの抵抗が強くなる。

好きなものを聞かれる。答える。「なぜ好きなんですか?」と聞かれる。……詰まる。

好きな理由を即座に言語化できないものを「好きです」と言っていいのか、という謎の自己検閲が発動する。結果、当たり障りのない答えしか出てこない。それが余計に「うまく自己紹介できなかった」という感覚につながる。

苦手な人に共通しているかもしれないこと

自己紹介が苦手な人の心理として、よく言われるのは「自己肯定感の低さ」だ。自分に自信がないから話せない、という説明。

でも私はそれだけじゃないと思っている。

もうひとつあるのは、自分の中身をひとつの文脈で全部説明できないという感覚だ。場によって出している「自分」が違う。仕事の場面、趣味の場面、家族といるとき——それぞれで出す情報が違うのに、「自己紹介」はそれを一本化することを要求してくる。

そもそも人間をひとつのラベルで説明するのは無理がある。なのに「30秒でお願いします」と言われる。詰まって当然だと思う。

「苦手なこと」を聞かれたときの話

面接や自己紹介でよく聞かれるのが「苦手なことは何ですか?」という質問だ。

正直に「自己紹介が苦手です」と言うわけにもいかないので、何か答えを用意しなければならない。

ここで大事なのは、苦手なことをそのまま言わないということではなく、苦手なことと、それにどう向き合っているかをセットで話すということだ。

例えば「細かい作業が苦手で、確認漏れが出やすい」なら「だからチェックリストを使うようにしている」まで言う。苦手の告白ではなく、自分の取り組み方の話にする。これだけで印象がかなり変わる。

自己紹介が苦手でも、どうにかなる

苦手を克服しろとは言わない。

ただ、「なぜ苦手なのか」を自分で把握しておくと、少し楽になる。

言語化が苦手なのか、人前で話すのが苦手なのか、自分に自信がないのか、それとも「説明できない自分を見せたくない」のか——原因によって対処が変わる。

私の場合は最後のタイプで、今もそれほど得意ではない。でも、苦手なことに理由があるとわかると、「できない自分がおかしい」という感覚は薄れる。

それだけでも、少し生きやすくなる気がしている。

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