どうも、学生時代はニートみたいな生活をしていたねこどんです。
昨日ようやく、新卒で入社した会社での一週間が終わりました…長かったような、短かったような。ちなみに私はIT企業でSE(システムエンジニア)として採用されています。
新入社員、会社によって研修だったりいきなり現場に放り込まれたりと様々かと思います。私の場合は、この一週間は研修でした。
今回は、そんな入社一週間の研修について、あれこれ振り返りたいと思います。
就活中の方は、いずれ内定をもらうでしょうが、その会社の入社後の動きや研修の有無、また厳しさなどもしっかり考えると良いかと思います。
加えて、昨今のテレワーク導入事情や休業時の給料についても要チェックですよね。会社によっては不急の仕事でもテレワークを導入していないことによっていつまでも出社…ということが普通にある世の中です。
若い方々が、ITリテラシーの低い人や根性論でしか物事を考えないような人に使いつぶされることのないように願っています。
当記事が、そういう少し先の未来を考える参考になればと思います。
入社一週間のスケジュール
まずは、入社一週間のスケジュールを簡潔にご紹介します。
私が入社した会社は次のようなスケジュールでした。
★弊社新入社員の一週間のスケジュール
- 初日:入社式、懇親会
- 2日目:就業規則など、会社に関する説明
- 3日目~5日目:ビジネスマナー研修
ざっくりとこんな感じでした。ビジネスマナー研修は多くの企業が行うものだと思います。
実は弊社は、ビジネスマナー研修を終えた後は長期の技術研修に入ります(具体的な期間を書くと特定されそうなので今は控えておきます)
入社後すぐに現場で揉まれて実力をつけたいのか、最低限の知識や技術力をつけてから現場に行きたいか。どうしたいかはよく考えて会社を選ぶとよいと思います。
入社式は退屈だが懇親会では知り合いを増やすチャンス
私が入社した会社では、初日の出社時間は10時過ぎという少し遅めの時間でした。
といっても、私のような昼夜逆転生活の長かった人間にとって、10時だろうが9時だろうがキツイことには変わりありません。完全に誤差です。
10時過ぎに出社した後は、眠気と闘いながら今後必要な書類等を作成し、入社式をして、懇親会という流れでした。
入社式は、義務教育でさんざんやった「元気なお返事」が求められ、あとは「ありがたいお話」をひたすら聞くというものでした。(追記:入社後一年経ったのですが、どんな内容の話だったか全く覚えていません)
正直、会社のお偉いさんがいらっしゃる入社式も懇親会も退屈で仕方ないのですが、同期とは仲良くなっておくに越したことはないので、可能な限り話しかけておきました。
賢い人(というか抜け目のない人)は、お偉いさんともお話しして情報を聞き出したりアピールをするのだと思います。といってもアピールなんてしても覚えてもらえないのが関の山です。
おかげさまで、2日目以降、話せる同期を何人か確保しました。内定式のときから何人かは話せるようになっていたのですが、追加で数名確保です。
研修では困ることが沢山あるでしょうから、頼れる知り合いは絶対確保しておきたいものです。
毎日6時起きの生活へ
そして、ここからは私が気になっていることを思うままに語っていくゾーンです。
まず、毎日6時起きの生活について物申したいですね。
いや、いいんですよ。別に6時起き程度なら多くの人々にとって普通のことですよね。
…でも、とても眠いです。
家から秒で通える距離の職場を選ばなかった私が悪いんですけれど、非常に眠い中満員電車で超圧縮されながら通勤するのは、控えめに言ってクソです。言葉遣いを気にしている場合ではありません。
わかっていたことですけれど、それにしても電車に乗る隙がない!!!
隙間がないんですよ。都心の学生だったみなさんは通学に電車を使っていた方も多いでしょうからわかるかと思いますが…都心の電車ってみんながみんな同じ時間帯に同じ場所目指して乗ってくるので、乗車率200%って感じになります。
おじさん方の背中に囲まれて、紙のように薄くなり何とか収まる日々。
油断すると私の肩の上にスマホを乗せて操作する不届きものもいます。机じゃないんですけど。
なんで日本ってこんなことを続けているんでしょうね??
時差出勤とかテレワークとか、やろうと思えばいくらでも工夫できるのに、現状を問題視する経営者はほとんどいないのですね。
テレワーク導入にはある程度のITリテラシーや設備投資が必要ですから、現状のままでも会社が機能しているなら変える必要がないのでしょう。
ただ……その怠慢に付き合わされる労働者たちのストレスについて、真剣に考えてほしいものです。
もちろん、大前提としてテレワークや時差出勤を導入している企業に就職しなかった時点で、労働者にも非はあるでしょうけども。
けれど、みんながみんな柔軟な会社に勤められるほど、日本に柔軟な会社が存在するのかは甚だ疑問です。
そして、多くの企業が働き方の改善を進めていくことによって、労働者のストレスが減り労働によるうつ病を減らせるでしょうし、仕事をさっと済ませて余暇に趣味にいそしんだり副業したりできます。
余暇があれば、社会は豊かになると思うんですよね。
現状だと、労働時間はゆっくり仕事しちゃおうとか、帰宅しても食事をして明日の支度をして寝るだけとかいういわゆる社畜生活が蔓延しています。
しかし、余暇があれば人々は暇を持て余して何か作り出したり、趣味のために出費したりしますよね。創作活動や経済活動が盛んになるというわけです。(満足な給料がもらえていれば)
日本が他国と比べてインフラも整っているし、衛生的にもかかわらず幸福度が低い(そういう論文をかつて読みました)のは、「余暇の少なさによる精神的余裕のなさ」によるものではないかと思っています。
そのくらいにはまあ、だるいというか、嫌だなあと思いました。
別に死ぬほど嫌なわけではないんですけれど、満員電車を耐えて出勤したところで9時間は拘束されるし、給与もそんなに高くないですし。
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追記:新型コロナウイルスの蔓延によって、少しはテレワークが普及したみたいですが、なかなかシステムが整わないようです。緊急事態宣言下では、弊社でも社員は原則テレワーク、自宅待機となっています。しかし、慌てて導入したものだから社内フォルダへのアクセスや勤怠システムに少々難があり、なかなか厳しいです。
今までテレワークをしようと考えてこなかった企業は整備に時間がかかりますね。今までのつけが回ってきた、ということでしょうか。
しかし、この状況下でテレワークでどうにか仕事を回せるように仕組みを整えていかないと、緊急事態宣言が解けるたびに満員電車で出勤させ、COVID-19を蔓延させることになります。
今後は、弊社がどのように動くのか、自己の利益だけを優先して社員を出社させるのか、あるいは医療崩壊を少しでも緩やかにするために尽力するのかに注目していきたいですね。(そもそもコロナ禍に出勤させて社員がバタバタ倒れるんじゃ仕事になりませんし。ちなみに、弊社ではちまちまコロナ陽性者が出る→消毒を繰り返しています。)
弊社だけでなく、日本の企業がどう動くのか。
これから会社を選ぶ就活生のみなさんも真剣に選んでください。
「社員を捨て駒のように扱う企業なんてこっちから願い下げだ」という毅然とした態度で、就職活動に取り組めることを願っています。
現実は、仕事を選ぶ余裕もない方も大勢いらっしゃって厳しいのでしょうけれど……
ビジネスマナー研修は洗脳じみていた
ビジネスマナーって社会人に必須のスキルだとは思いますが、その研修の仕方には疑問があります。
洗脳じみた教育ほどばっちいものはありませんねえ。
ビジネスマナー講師は研修の3日間、終始次のように言っておりました。
「お金をもらって学ばせてもらっているのだから、ありがたいことです。自覚を持って取り組みましょう。居眠りなんて言語道断です。」
はい。
おっしゃることはよくわかります。
賃金が発生している以上、その金額を得るに見合った態度・姿勢はとるべきでしょうね。
しかしながら、講師のお客様って誰なんでしょうねえ。
講師は、弊社からお金をもらって新人教育に携わっています。つまり、講師のお客様は弊社です。
弊社の目的は、「新入社員がビジネスマナーを理解し、身につけること。また社会人としての自覚を持ってもらうこと」であります。
それなら…新入社員が寝てしまうようなつまらない講義をしてしまうのはだめですよねえ。
それは単純に、ビジネスマナー講師の能力不足です。私たちがなめ腐った態度で受講しているわけでも、甘えているわけでもありません。
むしろ私たちは「仕事だから、お金をもらっているから眠るわけにはいかない…!」という意思の元、真剣に睡魔と抗っていました。
眠気を引き起こす講義をしておきながら、さも私たち新人が努力不足であり、甘えているかのような目線でものを語るのはやめてほしいものです。
新人が寝てしまわないような価値ある、面白い講義をしなければ、身につくものも身につかないです。
きっと、昔はもっと厳しかったとか、某大企業ではもっとキツイことをしているといったご意見もあることでしょう。
でも、それって何の意味があるんですか?
根性を身につけさせるため?ふるいにかけるため?疲労させて思考力を奪い、洗脳するため?
もし、上記のような理由から多くの新入社員が睡魔に負けてしまうような退屈な研修をしているのなら、そういうことをしなければ誰も付いてこないような企業なんでしょうね。(弊社よ…)
会社にとって都合のいいような人間にされたら、いざもっと柔軟な会社に転職しようと思っても使い物にならないと一蹴される気がします。
自分で思考することを放棄しないように、研修では言うことを聞いてるふりをおすすめします。
退勤後は食事・風呂・明日の支度をこなし寝るのみ
多くの社会人に時間的余裕なんてありません。
弊社は18時退勤なのですが、自宅に帰るまで1~2時間かかるうえに食事・風呂で2時間程度かかります。その後、翌日の準備や寝る準備をすればもう10時。
早めに布団に入らなければなかなか寝付けない私は、10時~11時には布団に入りたいので、もう何もできません。読書もYouTubeもできません。そして、寝付くのは0時過ぎ…
翌日の6時起きはとても眠い。
6時間睡眠もとれば十分かもしれませんが、私は眠いのです。睡眠の質が良くないのかもしれませんが、それにしても眠い。
そりゃあ、ビジネスマナー研修は眠いですよねえ。
何もしないで寝ているというのに日中は眠いし、眠そうにしているだけで講師は不満そうな顔するしで、社会人って他人にいろいろ求める割に根本的な原因を理解しようとはしないんだなあと思いました。
眠いのはあれですよ、9時ー18時勤務だからですよ。帰ったら夕飯を食べて寝る以外に何もしてないのに睡眠時間は6時間切りますからね!!!はーん!
それなのに寝不足は自己管理能力の問題とか言わないでください。普通に勤務時間が無駄に長いだけです。
自分で選んだ会社なんですから、文句を言うのもどうかと思いますが。能力不足ゆえにこういう会社しか選べなかったんです。それでも無駄なことばっかりしやがって…と思ってしまうわけです。
誰も幸せにならないことばっかりするのって無駄ですし、余暇が少なければみんな何もできないんです。芸術も学問も、余暇がなければ満足にできないのですよ。忙しい社会では文化的に発展しません。
こういうことを言ってしまうことで、私の社会不適合さが露呈してしまいますね。
まとめ
弊社に入社したのは、実績を積むためです。何もできることがないので技術研修を受けたかったのと、実務経験を積みたかったのです。(私も私で利己的な思考ですね)
お金がないと困りますが、かといって学ばなければ力はつきません。
私はお金と研修を両立するために弊社を選んだ以上、文句を言える立場ではありません。
ただ、弊社は割と日本企業らしさが残っているので、そこは変わってほしいよな、と思います。
今時、8時間固定で働くとか、家賃補助がないとか、流行らないよなと。
能力があれば勤務時間が短くて家賃補助がある会社を選びますよね。そういうことです。
私も能力つけて、ゆるく働ける会社に転職したいです(˘ω˘)
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