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【感想】『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう著:終末だからこそわかる自分の本心

『流浪の月』が本屋大賞を受賞した後、最初に出版されたのが『滅びの前のシャングリラ』だそうで。本屋大賞に興味があるわけではありませんが、一気に知名度が上がったのか何かと話題にのぼることも多い作品です。私は本屋で見かけて面白そうだったので買って
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【感想】『スロウハイツの神様』辻村深月著:トキワ荘のような作家が集まる愉快な生活

辻村深月さんの作品の中でも、最初に読むことが勧められる『スロウハイツの神様』。私も読んでみて、これは是非最初に読んでもらうことをおすすめしたいなと思いました。以下、読後の感想です。
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【感想】『コンビニ人間』村田沙耶香著:多様性とか言いながら「普通」を押し付けてくる社会

本書は、現代社会の嫌な部分を煮詰めて凝縮したような作品。地獄は多様で、もっと酷く苦しい人生は山程あるが、誰が決めたかもわからない「普通」を求め続けられるのも苦しいものだなと思った。ただ、ありそうもない「優しい物語」よりも、生きづらさを抱えた主人公の内面を淡々と語られる方が共感はできるし、案外励みになったりもするかも。以下、本書の紹介と感想垂れ流し。
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【感想】『キネマの神様』原田マハ著:映画ブログでギャンブル依存症から抜け出せるのか!?

原田マハさんの『キネマの神様』を読みました。映画が近々上映されるようで、何かと話題の作品ですね。作品内では、映画が何作か紹介されていて、映画好きな方なら話が分かりそうです。ひとまず、映画鑑賞素人、読書素人並みの感想を残します。
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【感想】『カラフル』森絵都著:魂のホームステイで生前の罪を思い出せ

『カラフル』で輪廻のサイクルから外される理由は、生前に罪を犯したからだそう。仏教と異なった考え方ですね。そんな『カラフル』を読んで思ったことを書き残します。
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【感想】『ペスト』カミュ著:「不条理」に直面した人間の諸相が多様で面白い

『ペスト』の紹介と、読み終えた感想です。人々は「不条理」に対面した時に、どのような諸相を見せるのか。難解ですが、非常に面白い作品です。
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【感想】『凍りのくじら』辻村深月著:素直で居られない「すこし・不在」な女子高生と「すこし・ふしぎ」な物語

辻村深月さんの作品を初めて読んだのですが、分厚さも気にならずぐんぐん読み進めてしまいました。先が気になるのもありますが、主人公理帆子の斜に構えた内面が、読んでる側からすると妙に恥ずかしい感じがしてしまって……彼女、どうなるかしら?と一気読みです。そんな『凍りのくじら』の紹介と感想です。
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【感想】『ツバキ文具店』小川糸著:年齢バラバラな人間関係が温かくてご飯が美味しそう

『ツバキ文具店』は私にとって心温まる本です。鎌倉で代書を請け負う主人公鳩子を取り巻く、温かな人間模様はとても羨ましく、私にも年齢の離れた友人が欲しいなぁと思わせられました。『ツバキ文具店』の紹介と感想です。
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第164回芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』の感想

推しを背骨とする生き方に何を思ったのか、メモや考えをここに残しておきます。書評というのもおこがましいのですが。推しとは何か、あかりの苦しみ
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【感想】『パプリカ』筒井康隆著:夢と現が交錯する狂気的な世界

世の中にはこんなに狂気に満ちた作品があるのだなぁと思わされた作品、『パプリカ』。映画のほうも知る人ぞ知る作品ですが、今回は原作である小説の感想を書き連ねます。475ページにも及ぶ作品で、ややボリュームがありますが、中身のほうもボリュームあり過ぎなのでどっしり構えて読むことをお勧めします。