Miyoo Mini+は、レトロゲーム愛好家の間で話題となっている携帯型ゲーム機です。手のひらサイズでありながら、多彩なエミュレーターを搭載し、懐かしのゲームをどこでも楽しめると評判です。
そんな巷で人気のMiyoo Mini+ を買いました。手に取った感想とセットアップの記録です。
Miyoo Mini+の梱包内容と配送速度

梱包
写真のような包みで届きました。ゴリゴリですね。
ふかふかした感じで箱は守られております。
そして注文から到着までが爆速でした。これはショップによりけりかと思われます。
2023/7/8に注文→7/14のお昼に到着
Aliexpressで購入しましたが、かつてないほどに早くてびっくりしました。私が購入したショップのリンクを貼っておきます。タイミングにもよるかと思いますが。
同梱物の紹介と保護フィルムの不具合

包みを開けた状態
開封すると、商品詳細の通りにポーチと本体が。
付属品は以下の通りです。
- 専用ポーチ
- 本体
- MicroSDカードリーダー
- 任意の容量のMicroSDカード
- 充電ケーブル
- 保護フィルム
私のところに来た保護フィルムにはちと問題があって、一か所どうしても画面に接着しない部分があります…

保護フィルム不良
これ,フィルムの向きを上下反転させると、写真の白い部分が右上に移るので、フィルムの不具合かと思います。テープでゴミが付着していないか確認しましたが、特に何も取れず。その部分だけ浮いてるのかもしれません。
おまけ程度の付属品と割り切って、気にしないことにしました。
セットアップ(使い方)
ググれば情報が出てきますが、CFWのOnion OSは現時点ではベータ版なので私はやめておきました。
なので、デフォルトの機能で設定をいじります。
MicroSDのバックアップ
最初にやったのは、MicroSDカードのバックアップです。壊れたら復元できなくなるので…
ゲームファイルの追加手順
それから、最初から入っていた所持していたらダメそうなファイルの削除*(絶対やるべき)をして、所持しているカートリッジから吸い出したROMをルート直下のRomsフォルダに格納後、本体に戻しました。
*本来はSDカードが付属しないものを購入したほうがいいです。
任天堂系のレトロゲームのRomの吸出し方法については以下のページで紹介しています。
レトロベースダンパーv2で数種類のゲームROMのバックアップを取ってみた:気づいたことや課題など
本体に戻して電源を入れたら、メニューボタン(画面直下のまるいボタン)を押下して、リフレッシュをしました。
これで、SDカードに入れたRomsフォルダの中身がスキャンされて、遊べるようになります。
言語
言語設定は日本語にしてみて、ダサかったので英語に戻しました。
日本語は文字化けも多少あります。
Retro Arch
Retro Archの情報はちょっと探すのに手間取りました。いまだによくわかりません。
ただ、ゲームごとの画面設定は行いました。
- 設定→ビデオ→スケーリング
画面の表示サイズを変更できます。私はピクセルパーフェクトが好きなので、整数スケールにしています。
- クイックメニュー→OSDオーバーレイ
上記からお好みのフレームを設定できます。フレームとは、例えば、昔のゲームボーイ本体の画面の枠を再現することが出来るものです。
他にもアドバンスやゲームボーイカラーなど、いろいろありましたし、おそらく個人でフレームを作って使うこともできるのでは。
手に取った所感
想像よりは重かったです。自分は手が小さいのですが、それで操作性はちょうどいいくらいです。これよりも小さい端末は、操作性よりも携帯性を重視している場合にしか適さないのかなと思いました。
ボタンの押し心地も好みです。ABXYボタンは柔らかめで、長時間のプレイでも指が疲れにくいと感じました。
私が持っている他の中華ゲーム機だとRetroid Pocket 2があるのですが、彼はABXY、十字キー、LRZLZRはカチカチと浅めの押し心地です。
Retroid Pocket 2を手に入れたのでレビュー:RPGを持ち歩くならあり
【CFW】Retroid Pocket 2にLineageOS 15.1をインストールしてみた

Retroid Pocket 2

ボタンの見た目は好きだけどカチカチ浅くてかたい押し心地です。
余談ですが、後続のRetroid Pocket 3+が欲しくて狙っています。
対してMiyoo Mini+は、ABXYはSwitchのProコンとかの押し心地に近いです。
十字キーは柔らかめですが、DSLiteほどは柔らかすぎないです。スーファミコントローラーと比べると少し深いかなって印象。
この感じなら全然アクションゲームも行けちゃうなって思いました。
ただ、バッテリー持ちは心もとない感じがします。設定をいじっているうちにみるみる減っていき、20%くらいになってました。
この点に関しては、実際に持ち歩いてみて実態について書けたら書きたいですね。
おまけ
RetroArchのEASY RPGで、RPGツクール2000、2003が動かせると聞いたので入れてみました。
入れたのは日本語訳版のOFFです。

RPG2003製 OFFを起動
手順と導入時に躓いたことメモ。
Miyoo Mini plus のSDカードの以下フォルダに、2000または2003フォルダを作成し、RTPファイルを配置します。
ROOT\RetroArch\.retroarch\system\rtp
RTPファイルのパスは以下です。
C:\Program Files (x86)\ASCII\RPG2000\RTP
C:\Program Files (x86)\Enterbrain\RPG2003\RTP
その後、ゲームフォルダをSDカードの以下に配置するのですが、2つルールがあります。
ROOT\Roms\EASYRPG
①ゲームフォルダの構造は、フォルダ-各種ファイルとなること。
どういう意味かと言いますと、OFFの日本語版をダウンロードすると以下のような構造になっています。
OFF_JP_v1.2.3\OFF_JP_v1.2.3\OFF_Japanese_Translation_v1.2.3\各種ファイル
この状態だとEASY RPGに認識されないため、以下の構造で配置します。
OFF_Japanese_Translation_v1.2.3\各種ファイル
easyrpg_player まとめによるとこういうことらしいです。
表示されるのはRPG_RT.ldbがあるフォルダ名なので多少の注意は必要
②フォルダ名の末尾に「.easyrpg」をつける
以上の手順でゲームが起動できるようになるはず。
総括
メリット、デメリットをまとめて締めたいと思います。
メリット
- かわいい
- ボタンの押し心地が良好
- コンパクトで持ち運びやすい
- 主要なレトロゲームに対応している
デメリット
- バッテリーの持ちがやや短い(気がする)
- 保護フィルムの品質にばらつきがある(ハズレを引いた…)
- それなりの重量がある
コメント
それなりに好きです。
総じて、Miyoo Mini+はレトロゲームファンにとって魅力的なデバイスです。セットアップも簡単で、持ち運びにも便利です。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
ボタンのカスタマイズとかも流行っているので、購入場所を参考に載せておきます。
追記:
ただ、Miyoo Mini+以降様々な中華ゲーム機が登場しており、あえて今(2025年現在)これを選ぶメリットはないかもしれません。
縦型ハードが好きだとか、見た目が好きだとか、Miyoo Mini+が刺さったなら買って損はない、そんな端末です。
Wi-Fiが使えてしまうので技適的な意味で避けたい人もいるかも。
個人的には、Onion OSにしてこそ真価が発揮される端末だと思います。(購入時はオリジナルのOSを使用していましたが、後々Onion OSに乗り換えました。)
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