好奇心で突っ走る映画『ペンギン・ハイウェイ』感想

映画
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Amazonプライムビデオにて、『ペンギン・ハイウェイ』が見られるようになっていたので、いっちょ見てみました。

映画公開当初、見るか迷った挙句に見なかった作品でして、それなりに興味がありました。

内容を忘れないうちに軽く感想をまとめておきます。

世界観に対する違和感

感想を書くと言ってしょっぱな違和感について話すのもどうかと思いますが。

私が普段見るのはアニメが多く、映画もアニメ映画が多いです。

すると当然、現実味のない世界で、現実味のないお話が展開されるわけですが…

『ペンギン・ハイウェイ』のそれは常軌を逸した違和感。

なんだろう、私は表現力・語彙ともにしょぼいのでうまく言い表せないのですが、

『ペンギン・ハイウェイ』では、始まって1分程度で事件が起きちゃうんですよね。

主人公青山少年は小学生。彼は非常に研究熱心で、毎日勉強をしており、頭の中に湧き上がる疑問について考えています。

そんな少年はなぜか近所の歯科医院で働いているお姉さんに惚れてるんですよね。

しかも、そのお姉さんにチェスを習っている。

「どういう関係なんだ…」

これが映画を見始めた段階での私の感想です。

お姉さんとの関係についてはほとんど語られてないんだもの。

特に、出会いやなぜお姉さんに青山少年が惹かれたのか。

わかることは、お姉さんのことがとにかく好きだということ。

これじゃあなんだか、本能的に好きであるとしか説明できない。

例えば、お姉さんの存在がどこか神秘的で、研究熱心な青山少年はそこに惹かれたとでも言ってくれれば、少しは納得できたかもしれない。

そうじゃないから、なぜお姉さんなのかしっくりこない。

そういうところに違和感です。

 

加えて、空中に浮かぶ海、モノがペンギンに変異すること、世界の果てのこと。

それらがボンッと出てきて観客を置き去りにする。

お姉さんが人でないことだって、意味が分からない。なんでそんなのが歯科医院で働いてるんだ…。

ファンタジーだとしても、もっとこう、設定を煮詰めてくれていたら良かったなあと思いました。

この作品はこういうものだ、と割り切ってみることができたら楽しいのでしょうね。

良かった点

散々、違和感について書き散らしましたが、もちろんグッときたポイントもあるのです。

それについて書いていきますね。

青山少年の好奇心

やはり、この手の謎を解明する流れでは好奇心旺盛な子どもは不可欠。

それにしても、青山少年は子どもながらに研究ノートを作るほどの熱心さ。

世の中の人々がここまで好奇心旺盛なら、世界はまた違った発展の仕方をしていたのかもしれない。

ところが、たいていの人間というのは、日々を消費することだけで生きている。

私もそうです。

大人になって、働いて、寝て、働いて、寝て…現状、そのような日々を繰り返しています。

正直、退屈なのですが、かといって斬新な行動に出る度胸もなく、また作品を生み出す気力もありません。

私は絵が好きです。

もし、青山少年ほどの好奇心があったら、今頃数えきれないほどの作品を残していたことでしょう。

それほど、主人公青山少年のエネルギーはすさまじいものでした。

枯れてしまった人間から見て、青山少年というのはうらやましい存在に映りました。

ジャイアンみたいな鈴木くん

『ペンギン・ハイウェイ』のような子どもたちが活躍する映画において、ジャイアンのような存在はいいスパイスになりますね。

彼が邪魔をすることで、そして協力することで、見ている者の感情を揺さぶれる。

やはり、邪魔ばかりしていた級友が、ピンチのときに協力してくれる展開は王道ながら熱いものがあります。

癒し枠内田くん

ドジで弱虫な内田くんは青山少年とともに研究に参加していましたね。

彼は一見足手まといなように見えますが、裏で独自に調査を続けるような子です。

真面目で、心根の優しい子だと思いました。

そんな内田くんのあたふたした姿は、なんだか可愛らしくてほっとするのです。

『ペンギン・ハイウェイ』をおすすめできるのは細かいこたあ気にすんな!タイプ

いろいろ書きましたが、『ペンギン・ハイウェイ』は設定とか世界観の細かな部分に興味がない人向けでしょう。

雰囲気や勢いを楽しみたい人、物語の流れに身を任せたい人におすすめです。

絵は可愛らしいですし、といっても素朴なので、アニメ映画はあまり見ないという人でも楽しめそうです。

というわけで、興味のある方は是非。


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