Ubuntuの長期サポート版の20.04でWineを使おうと思ったのですが、公式HPに記載されている方法だと途中で詰まってしまいました。
そこで、最終的にうまくいった方法をここに残しておきます。
ただ、私はLinuxに詳しいわけではないので、もっと良い方法があるのではないかと思っています。
ちなみに、Lubuntu 20.04でも試したのですが、やはり公式の方法では無理なので、ここに載せている方法でやりました。
追記:コメント欄に解決方法を書いてくださった方がいるので合わせて一読してくださいm(__)m
Ubuntu 20.04にWineをインストールする手順
32bitアーキテクチャを有効にする
まずはじめにやるべきことは、32bitアーキテクチャを有効にすることです。
これを最初にしないと、あとで困ったことになるとか。
sudo dpkg --add-architecture i386
公式の手順でうまくいかなかった部分
次に公式の手順に記載されているが、私の環境でやってみてうまくできなかった部分を載せます。
WineHQ絡みがどうもダメみたいです。
まず、WineHQの鍵を追加します。
wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key sudo apt-key add winehq.key
続いて、「etc/apt/sources.list」にリポジトリを追加します。
sudo add-apt-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focus main'
Wineの最新バージョンが ‘focus’ なんですよね。
この後、 ‘apt update’ をするとエラーになります。
sudo apt update E: リポジトリ https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ Release main には Release ファイルがありません。 N: このようなリポジトリから更新を安全に行うことができないので、デフォルトでは更新が無効になっています。
「Releaseファイルがありません」というメッセージは、検索してみると割とよく出るものらしいのですが、今回のWineHQに関しては解決策を見つけられませんでした。
英語のサイトにならあるような気がしますが、読めませんでした(英語くらい読めないと苦労しますね…)
sources.listを編集してエラーを回避する
どうしようもなかったので、WineHQを導入することを諦め、ノーマルなWineを導入することに(※古いと思います)
Ubuntuには標準でnanoエディタが入っているので、それを起動し、「etc/apt/sources.list」に追加したWineHQのリポジトリをコメントアウトします。
sudo nano /etc/apt/sources.list
nanoエディタを起動するとファイルの末尾に、 ‘deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focus main’ という記述があるので、その行の先頭に「#」をつける。
#deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focus main
これでコメントアウトになります。
この状態でもう一度 ‘apt update’ をすると、エラーが出なくなっているはず。
sudo apt update sudo apt upgrade
公式と違う方法でWineを入れる
最後に、公式では ‘sudo apt install –install-recommends winehq-stable’ でインストールするはずですが、それだとエラーになるので次のようにします。
sudo apt install -y wine-stable
これだとなんとかなりました。
‘winehq-stable’ がインストールできない状態なので、 ‘wine-stable’ になっています。
なんとかなった
とりあえず、私はこれでWineが入りました。
Wine導入後の設定方法はWebに転がっている方法で大丈夫です。
私はフリーゲームを動かしたかったので、winetricksを入れて必要なライブラリをインストール→MIDIを聞けるようにするためにQsynthを入れて設定するとかをしました。
おしまい。
コメント
20.04用のwinehqはまだ対応できていないと推測されます。ですので、前バージョン19.10をインストールすればOKです。
sudo apt-add-repository ‘deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ eoan main’