アニメ「やがて君になる」全13話を視聴した感想:侑は燈子を救い出せるのか?

アニメ
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アニメ「やがて君になる」が終わってしまいましたねー!個人的にすごく2期が来てほしい作品です。

そんなアニメ「やがて君になる」を観た感想をまとめたいと思います。

未視聴の方向けに概要をまとめ、後半は視聴済みの方向けに、個人的な思いや感想をぶちまけます。

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アニメ「やがて君になる」作品概要

「やがて君になる」は、原作はマンガです。

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▼原作情報
原作者:仲谷鳰
出版社: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

 

▼原作1話あらすじ

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──
「私、君のこと好きになりそう」

出典:「やがて君になる」特設サイト

あらすじからわかるように、女の子同士が惹かれ合う、いわゆる百合と呼ばれるジャンルの作品です。

基本的にアニメも原作に沿って表現されていますが、若干オリジナルな演出があるとのこと。

しかしながら、ただイチャイチャするわけではなく、それぞれの登場人物の悩みや苦しみ、葛藤を様々な方法で表現しており、非常に面白い作品です。

特に燈子と侑の変化に注目したい作品であります。

△アニメのPV第2弾。こちらをご覧になれば少しは雰囲気が伝わるかと思います。

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燈子の地雷を回避しなければならない侑

ここからはアニメを観た感想になります。未視聴・未読の方はネタバレになりますのでお気を付けください。

七海燈子(ちょっと犬っぽくないですか?)

燈子に好かれた侑ですが、幾多の困難が待ち構えていました。

まず、侑は燈子に「好き」と言うことができません。なぜなら、燈子は「好き」になられるのが嫌だからです。燈子は侑に好きと言っておきながら、自分が人に好かれることを怖がっているのです。

燈子にとっての「好き」は呪いも同然で、「好きと言われること=変化すると嫌われる」という思い込みを持っています。

ここが燈子の厄介なところで、侑から燈子に好きと言ってしまうと関係が悪化する恐れがあります。というか何度か危うい場面がありましたね。

しかし、侑は「人を好きになりたい」のです。

侑は物語が始まるまで、誰のことも恋愛対象として「好き」になったことはありません。そのような自分を変に思い、変わりたいと願っていました。

それなのに侑は燈子の傍にいることを選びました。侑は燈子に対して「好きにならない」という約束までしています。

でも、アニメを視聴した限り、完全に侑は燈子のことを好きになっています。それでも、できるだけなんとも思っていないようなそぶりで過ごしてきました。

が、アニメ第12話から、侑はある行動に出ます。

最終話EDに「好き以外の言葉で」というフレーズが

第12話まで危なっかしく燈子の傍にいた侑ですが、ここで大きく動き出します。

「生徒会劇の結末を変える」という行動に。

これはかなり勇気のいることで、下手すると燈子に意図がバレてまずいことになりかねないのではないかと思いました。

しかし、侑はちょうど劇の結末に納得のいっていなかったこよみと協力して、劇の台本変更に取り組みます。

なぜ結末を変えようとしているのか。それは、従来の「過去の3人の自分像から1人を選ぶ結末」では、今の主人公の人格を尊重しないことにつながるからです。

燈子も状況は似ていて、生徒会劇を終えたら、それまで目標にしていた亡き「姉」の姿がなくなります。すると、燈子は姉以外の何者かにならなければなりません(と思い込んでいる様子です)。それは他者から見た今までの自分の中から1人選ぶこと、つまり従来の劇の結末と一致しています。

しかし、侑は燈子が燈子らしくすることを望んでいます。

だから、劇の結末をどうにかして変えたいと奮闘しているのでしょう。

アニメでは劇の結末がどうなるかまではわかりませんでしたが、劇のタイトル案は最終話で判明しましたね。

「君しか知らない」

これが侑が考えたタイトルです。物語は、この「君しか知らない」というタイトルに向かって展開していくのでしょうか。

「やがて君になる」というタイトルは、燈子の「姉になる」という考えを表していますね。しかしこれではいずれ破綻しますから、誰かが方向を修正してあげる必要があります。それが侑なんですね。

そして、「好き以外の言葉で」燈子に思いを伝えると。最終的に、燈子が燈子になるという意味で、「やがて君になる」というタイトルを回収することがベストだと思います。

「君しか知らない」侑は燈子を救えるのか

第13話の小糸侑

ここからはアニメの先の話になりますね。

侑は燈子を救えるのか。

これ、救えないと侑も燈子もバッドエンドになりますよね。

まず燈子は、コピーする元がもうないので、これからどうあればいいのかわからなくなってしまいます。

既にその兆候は表れていて、第13話の電車を待っている場面でだいぶメンタルをやられていました。

本来なら燈子自身が、このままではいけないと自分で方向を修正しなければいけなかったのですが、彼女は非常に脆く、そこまでたどり着くことはできなかったのでしょう。

ここで侑の出番です。

燈子を救わなければ侑も変われない

侑は「人を好きになりたい」のですが、燈子が今のままだと、はっきりと好きと自覚することが厳しい状況です。侑自身、すでに感づいているとは思いますが、好きを封印した状態です。

燈子から離れたとしても、他に人を好きになれるかはわかりません。仮にそのような人物がいるとしても、いつ出会えるかはわかりませんね。

となると、やっぱり侑は燈子の目を醒ましてあげなければなりません。

燈子が自分を肯定できるようになれば、他者に好きと言われることへの嫌悪も薄れていくはずです。

侑が人を好きになるには、まず燈子の目を醒ますことが急務ですね。

沙弥香は燈子に踏み込まないし、変わってほしくない

ここまで散々、侑と燈子のことを書きましたが、沙弥香についても触れておきましょう。

沙弥香は侑より早く、燈子と一緒にいましたね。長く一緒にいる分、沙弥香は燈子のことをよく理解しています。

それゆえに、沙弥香は燈子に踏み込まない。

ここが侑との決定的な違いです。

沙弥香は燈子に変わって欲しくないように見えます。燈子が人を好きになってしまうと、沙弥香は燈子の傍にいられなくなるから。

しかし、もう手遅れなんですよね…

沙弥香は賢いし、前時代的な一歩引いた距離で付いていくことのできる人です。今回はそれが足を引っ張ってしまった…せつないです。

個人的に沙弥香は好きなので、幸せになってほしいものです。

沙弥香と侑の絡みが好きです

侑と沙弥香

なんか感想っぽくなくなったので、最後に個人的な思いを吐きます。

沙弥香と侑のなんともない関係がめちゃくちゃ好きです。

いや、変な意味ではなく、一応恋のライバルではあるのでなんともない関係とは言えないのですが…友達でも恋仲でもなく、普通に先輩と後輩であり、正直燈子がいなかったらそれなりに相性もよさそうな二人がいいな、と。

特にマクドナルドのようなお店でやりとりしている場面が印象に残っています。あのときは腹の探り合いも兼ねていましたけど、それでも悪くない雰囲気なんじゃないかと思いました。

おわりに:二期よ来い

アニメ「やがて君になる」の感想を書きましたが、正直ここからが面白くなるんじゃないの!?というところで終わってしまいました。

絶対、劇は映像化させた方がいいと思います。つまり、二期を待っています!!!

原作の方は未読なので、こちらの方も読みたいと思います。

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アニメも原作も絵柄が好きなので、アニメは何週か見返そうかと、原作の方はできれば紙の本で購入したいと思っています。好きな絵柄の作品は手元に残しておきたいんですよね~あと、書くタイミングなかったので書けなかったんですが、こよみちゃんも好きです!可愛い!

コメント

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