『カードキャプターさくら クリアカード編』のアニメが終わってから、しばらく経ちました。原作のストックに追いつき、どうやら物語の途中で迎えた最終回ということで、終わらせ方が難しかったんじゃないかと思っています。
この記事はもともと、アニメ最終回を見た直後の感想として書いたものですが、あれから原作の完結、そしてアニメ続編の制作決定という大きな動きがあったので、その情報も踏まえて大幅に加筆・整理しました。
作品概要のおさらい
『カードキャプターさくら』はCLAMPによる漫画作品で、1996年から「なかよし」で連載が始まった王道の魔法少女もの。1998年にテレビアニメ化され、幅広い世代に愛されてきました。
その16年後、2016年に新章「クリアカード編」の連載がスタート。2018年にはこの新章もテレビアニメ化されています。
- アニメ「クリアカード編」:2018年1月〜6月放送、全22話
- 原作漫画「クリアカード編」の何巻まで描かれたか:単行本5巻までの内容
つまり、2018年放送のアニメは新章の序盤部分だけを描いたもので、当時はまだ原作自体も連載中でした。「アニメがどこかで新章をまたやってくれるはず」というのが、当時のファンの共通認識だったと思います。
アニメ版の感想:原作とはどう違うのか
クリアカード編になってから、コミック本を買うようになり、当時は原作を4巻あたりまで追いかけていました。読んでいて思うのは、アニメと原作では物語の進み方やカードが出てくる順番、細かいエピソード、設定がところどころ違うということです。
特に印象に残っているのが、さくらのお父さんの設定です。原作を読むと、アニメとはかなり違う描かれ方をしているのが分かります。あとは、美鈴ちゃんがアニメオリジナルのキャラクターだということ。「とある科学の超電磁砲」でも佐天さんがオリジナルキャラだったりしますが、両作品ともストーリーを崩壊させずにうまくアニメにまとめているのがすごいと思います。
とはいえ、アニメオリジナルの設定があると、原作との矛盾が起きないようにまとめるのが大変なはずです。先の展開で矛盾が起きないようにアニメオリジナルの要素をまとめるには、ある程度原作が進んでいること、また話の方向性が固まっていることが重要なんだろうと思います。
つまり、原作がどの程度進んでいるか、作者の中で話が決まっているかが、続編アニメがいつ放送できるかにも関わってくるということです。この視点は、後述する続編アニメの話にもつながってきます。
不穏なストーリー展開だった最終回
2018年放送のアニメ最終回は、正直なところ不穏な終わり方でした。
さくらの伝説のセリフ「絶対、大丈夫だよ」が、夢によって一度キャンセルされてしまうという展開。何執事のおかげで事なきを得て、「絶対、大丈夫だよ」は聞けたのですが、あの終わり方だとさくらに危機が迫っている感じがして、そのままキャンセルされた世界線だったらまずかっただろうな、というのが率直な感想です。
今作のさくらちゃんは何やら生贄感がすごくて…。原作の方を読み進めても、少なくとも海斗はさくらちゃんの生み出すカードを利用して何かしようとしています。アニメ勢からすればこれ以上はネタバレになるので言いませんが、さくらちゃんに危機が迫っている感じがしていました。
個人的に、ああいうきらきらの純粋で心優しい女の子が不幸になるのは嫌です。ただ、不幸な結末だとしても物語が深い余韻を残してくれるのなら、それでもかまいません。ひたすらに不幸な展開は嫌ですが。
さくらちゃん本人の頑張りと、周囲の守護者たち(ケロちゃん、月ユエ、知世、お兄ちゃんなど)によって幸福な未来がもたらされることを望みます。
【追記】原作は完結、アニメ続編(完結編)も制作決定

ここからが、今回一番書きたかった追記部分です。
まず原作漫画について。「クリアカード編」は2024年4月発売の16巻をもって完結しました。当初は14巻、その後15巻で完結予定とアナウンスされていましたが、最終的に全16巻という結末を迎えています。連載開始から完結まで、約7年半という長期連載でした。
そしてアニメについても、大きな動きがありました。2023年4月1日、アニメ放送25周年を記念したイベントにて、続編制作が公式に発表されています。この続編は、「クリアカード編」の完結までを描く第2期という位置づけです。つまり2018年放送分が第1期、今回発表されたのが完結編にあたる第2期、という整理になります。
肝心の放送時期については、2026年8月時点でもまだ正式な発表はありません。制作発表から時間が経っていることから、じっくり制作が進められていると見られており、2026年以降の放送が有力視されている状況です。
原作が完結し、続編アニメが「完結までを描く」と明言されている以上、アニメ勢も心置きなく続きを楽しめる状況が整ったと言えます。続報が入り次第、この記事も追記していく予定です。
好きなキャラクター:ケロちゃん・雪兎・知世
とりあえず、私は原作を追っていきます。アニメがいつ来るかは分からないけど、待ってたら話忘れちゃうし。それに、原作とアニメではストーリーの進行の仕方が違うので、そういう点を楽しめるかなと。
最後に、好きなキャラクターについても触れておきます。
ケロちゃんは、見た目のかわいさもさることながら、さくらの生み出すカードを利用して何かしようとする海斗に対して、誰よりも早くさくらの異変に気づいていた頼れる存在です。
雪兎(月/ユエ)は、さくらへの淡い恋心から失恋、そしてその失恋を受け止めて乗り越えたときに、大きく成長したキャラクターだと思います。
知世は、さくらの一番の理解者であり応援者。さくらとファッションの両方をこよなく愛する彼女の存在があってこそ、さくらの物語は成立していると言っても過言ではありません。
こういった、あくまでさくら本人の頑張りと、周囲の守護者たち(ケロちゃん、雪兎、知世、お兄ちゃんなど)によって幸福な未来がもたらされることを、続編アニメでも見届けたいと思っています。
まとめ:原作を追うか、続編アニメを待つか
2018年当時は「アニメがいつ再開するか分からない」という宙ぶらりんな状態での感想でしたが、今は状況がだいぶ整理されました。
- 原作漫画:2024年4月、全16巻で完結済み
- アニメ:2023年4月に続編(完結編・第2期)制作決定、放送時期は2026年8月時点で未定
原作とアニメでは、話の進み方やカードの登場順、キャラクターの設定にところどころ違いがあるので、両方追いかけると新しい発見があって面白いです。アニメ勢の方は、続編を心待ちにしつつ、気になる方は先に原作を読み進めてしまうのもおすすめです。




コメント
北九州市漫画ミュージアムに京都国際マンガミュージアムで売っていたダークホースコミックスから出ていた「カードキャプターさくら英語版(第1巻)」を寄贈しました。すごいだろう?。
とっても素晴らしいと思います!