デトロイトプレイ記録 #3

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#2の続き。

あの後、チャプタープレイで未開放の選択を埋めていた。そして問題のシーン。自由を勝ち取り演説するマーカスに向けて銃を向けるコナー。ギリギリまで彼の様子を見てから「撃たない」を選択した。

するとコナーの様子がおかしい。あれだ…見たことある。禅庭園に強制的にアクセスさせられた。

「あなたも感染していたのですね。」
なるほどね、あの撃たないと言う選択が変異体を選択するのと同義なのか。マーカスの前で自らの意志で自分の道を決めたのとちょっと違うけれど、でも中身は同じか。自分は何者か。目の前で演説するアンドロイドを撃たない選択をする=任務を放棄し、自分の意志を優先する。今まで散々撃たなかったのに、それらを見逃されてきたのはあくまでも任務そのものの放棄に繋がらなかったからだ。彼、彼女を撃たなくても変異体のリーダーの居場所を突き止めることは可能だった。

この選択、ハンクを死なせてしまった後、加えて実はアラン隊長も殺してしまった後に選択している。気味が悪いね。「僕にはできない」らしい。

でもまあそうだな、心が芽生え始めていたとしても、機械であることを選択した身では頑なにプログラムの判断を優先するだろう。任務遂行の邪魔となる隊長を排除してしまったのは仕方がないのかもしれない。

きっとこうだろう、マーカスの演説を聞いて頑なに認めようとしなかった自我を受け入れた。あるいは、散々繰り返してきた撃つか撃たないかの選択でソフトウェアの異常を限界まで溜め込んだせいでどうしてもプログラムに従えなかった。このコナーはジェリコでマーカスと対峙した時も、変異可能だったのだ。

そしてサイバーライフに逆らい、銃をしまったのはいいものの、この結末では背負うものがあまりにも多すぎる。もっと早く変異体になったとしてもジェリコのみんなを死に至らしめたことに苛まれる。では今回は、ジェリコのみんな+ハンク+アラン隊長+その他の人間+過去に追い詰めた変異体たち。支えてくれる人もいないのに、このコナーは生きていけるのだろうか…。

にしても、アマンダのセリフは他のルートで見た時と微妙に異なっていたように思う。もう覚えてないけれど、ジェリコで変異体になったルートと、最後の最後で命令に背いたルートとで。あまりにも作り込まれているなと感心したが、見たいと思った時に見返すのがあまりにも大変な作品でもある。簡単にそのシーンだけを再生することができないから。

***

なんだかなーと思いつつ、今度はマーカスが歌うことをやめる世界を見てくる。絶対悲しい結末になるだろうな。でもこのコナーも相当に悲しい結末だと思うので、コナー大好き人間としては悲しい度は変わらないかもしれない。

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