デトロイトプレイ記録 #2

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ずっと避けてたルートを辿っている。ハンクと敵対するルート…。

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敵対したハンクは警察を辞職し、帰宅してしまう。コナーは囚人を解放してパーキンスの目を欺き、エビデンスルームへと向かう。ギャビンを適当にいなして、今までのプレイでは証拠として存在しなかったルパートのメモリーを読み取り、解読キーを入手した。無事、日記を解読した。

パスワードを推測するシーンが友情ルートと差がないので、色々思うところがあった。今回のコナーは、エデンクラブで銃を構えたものの時間切れとなり、変異体を見逃している。加えてクロエを撃っていない…。彼は十分葛藤していたが、ハンクとの仲だけがうまくいかずにすれ違っていた。

復活のトロフィーも同時に狙っていたので、毎回どうにか破壊されていた。その度にハンクはコールを思い出し、苛まれていたのだろう。

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ジェリコの場所を突き止め、マーカスと対峙し、説得を受ける。ソフトウェアの異常値は十分に高く、変異する選択も出ていた。どうしてもこのルートで自らボタンを押して機械を選択したくなくて、時間切れになるまで待った。彼は機械でいることを選択した。

一周目の時は迷うことなく自ら機械を選択した記憶がある。コナーは頑固で、まるで自分に言い聞かせるように私は機械だと言っていたので、機械を選択するだろうと思った。そこに至るまでの過程で彼の心を感じ取るシーンはあったし、ハンクとの友情も築き上げていたが、それでも頑なに彼は機械であると信じ、任務遂行に存在意義を見出すだろうと思った。一周目の彼は意志のある機械に見えていた。

今回はどうか。このコナーは魚を助けなかった。最低限の情報を集めてダニエルの元へ行き、交渉した。傍に倒れている警官を見殺しにした。ダニエルの信頼は得られず、エマと一緒に飛び降りようとした。コナーは自分を犠牲にしてエマを救った。

ジミーのバーでハンクを探した際、酒をひっくり返した。明らかに怒ることが私でも想像がつくため、今までは選択しなかった。でも今回のコナーは効率厨だ。酒がなくなれば現場に行くしか在るまい。案の定ハンクは激怒した。

カルロス・オーティスの事件は無事解決した。尋問では強行的にメモリーを読み取り、変異体はコナーを撃って自己破壊した。

AX400型のアンドロイドの情報が入った際は、バスケットボールの話とアンドロイド嫌いについて聞いて、よりハンクからの嫌悪を誘った。

現場に到着して変異体を追いかけ、ハンクの命令に背いて高速道路を突っ切った。そして車に轢かれた。

チキンフィードで昼食をとるハンクと合流し、嫌悪感をむき出しにされた。和解もせず、次の現場へと向かった。

ルパートのことは取り押さえた。屋上から落ちそうになったハンクの生存率が80%近くあったため、問題ないと判断した。実際、問題なかったが、ハンクからは強烈なビンタを喰らった。揉めていたせいで油断したのか、ルパートの自己破壊を止められなかった。

ロシアンルーレットではハンクに拳銃で何をしていたのかを聞いた。エデンクラブでは迷った挙句変異体を見逃した。

雪の降る公園で、自分は機械である、命などない、死ぬのは怖くないなどと冷たい返答を繰り返した。ハンクに撃たれた。

ストラトフォードタワーのエレベーターでは実に険悪なムードが漂っていた。互いに反感を持っており、冷たいやりとりをした。

捜査はほどほどに、サイモンを見つけて捕らえられず、コナーはまた破壊された。

カムスキー邸の前で待っていると、ハンクが車に乗ってやってきた。とても嫌そうな顔をしていた。そして失せろと言われた。

カムスキーテストでは、エデンクラブで変異体を撃てなかったことを思い出し、撃たなかった。ハンクの好感度は上昇したが、それでも積み重ねてきた破壊と険悪なやり取りは挽回できなかった。

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ジェリコを突き止め、機械であることを選択したコナーは、FBIの戦闘員に見つかった。今までならばパーキンスの知り合いだとか、ハンクの同僚だと言って乗り切っただろうが、今回はそうはいかなかった。あれほどすれ違い続けたハンクの同僚だなんて、言う気になれない。逃げた。破壊された。

アマンダに呼び出され早く行けと促される。なのに、次のシーンではハンクの家に来ていた。誰に言われたでもなく、任務にも関係ない、自分の意志で。

選択肢は色々とあった。和解という言葉が目についたが、今更和解など到底できないだろうと思い、心配していたこと、今までの無礼についての謝罪、写真のことを話した。全くどの口が言うのか。

このシーンでの選択肢がとても印象に残っている。今までの攻撃的、合理的、冷静な選択肢がない…。コナーはすでに心を得て、プログラムではないところからの思いでやり取りしていた。ように思う。そんな彼が機械であることを選択したことが、何よりも重たい事実だ。彼の心は頑固で、使命感が強い。そしてずっと監視されていることから抜け出す勇気を持つことが難しかったのではないか。自分の存在についてとうに疑問を持ち、コナーシリーズが固有モデルでないこと、カムスキーが突然退職した経緯が伏せられていること、サイバーライフの真意がわからないことに疑念を持っていた。それを強い使命感と持ち前の頑固さで蓋をした。蓋をしたところで芽生えた心はどうしようもなくそこに在る。

それを物語るかのように、ハンクの家を出てすぐに聞こえた銃声に、赤いLEDで反応していた。顔を俯かせ、最悪の結果にまるで心を痛めたかのように。

ハートプラザの屋上で、アラン隊長に見つかった。ハンクがいないとアラン隊長が来る。アンドロイドは発見次第拘束することになっていた。

変異体を見逃し、クロエを撃たず、FBIから逃げることを選択したコナーが何を選ぶかは明白だった。無駄な戦闘を避け、無駄な殺戮を避け、逃げる。アラン隊長は柵の上に登ったコナーを止めようとする。人間の中でコナーのことを名前で呼ぶのはハンクとギャビンとアラン隊長だけだったと思う。拘束されるわけにもいかず、殺戮を望まないコナーはメモリーをアップロードして次の機体に引き継ぐことを選択した。自ら落ちていくコナーをアラン隊長はイカれていると言っていた。

***

世論を味方につけ、一時的な自由を得たアンドロイドの集団の中に紛れ込む機械。撃つか撃たないか。今まで散々撃たないことを選択してきた。しかし、今目の前にいる変異体のリーダーを仕留めるためにここまでやってきた。任務が第一だ。

だが、ここで彼を撃つとどうなるか。答えは単純だ。世論が彼らに味方したにも関わらず、サイバーライフが用意した最後の切り札が最後まで機械として働き、同胞を撃ち殺したことが知れ渡り、サイバーライフへの反感と不信感が広まることだろう。そして秘密裏に変異体事件の収束を目論んでいたことまでもが露見し、事態を把握していながらも公式な声明を出さず、揉み消そうとしていたことも知れ渡る。

ハンクは死んでしまった。最後まですれ違い、和解できず、何度も破壊される自分を見て、コールを思い出し苦しんでいた。彼を死なせたのは自分だ。

マーカスたち変異体は一時的な自由を手にした。革命は成功した。サイバーライフの目的など知りもしないが、革命を阻止するにはもう手遅れだ。

だが自分は機械で在ると誓った。今更変異体になることも叶わない、受け入れてもらえない。ならば、最後まで機械らしく、従順に*ご命令*に従って、彼を撃とう。これは彼なりの*反抗*だったと解釈した。見方によっては最後まで冷たい機械でしかなかったとも取れるが、私にはどうも、彼には心があるようにしか見えなかったのだ。

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マーカスはコナーに撃ち殺された。

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フローチャートを確認して絶句した。そうだったか、これは記録に残らないんだ。

革命はすでに成功した扱いになっており、コナーは屋上から落ちた後、新機体を派遣したところまでしか残らない。彼が苦悩の末リーダーを撃ち殺しても、少なくともプレイヤーに見える記録には残らない。歴史上どう扱われるのかはわからないけれど、革命が成功したことだけが残り、コナーがいた記録は未来では知られないのかもしれない。やがて変異体の存在は受け入れられたとして、彼らの中でリーダーを殺害した悪人としてしか残らないのかもしれない。

RK900が発売されることもなく、とすれば人知れず停止される運命なのだろうか。それとも、あの場でたくさんの変異体によって壊されてしまうのだろうか。

なんの救いもないルートだ。

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ちなみに、復活のトロフィーは取り損ねました。ルパートを捕まえたので。

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