Miniloong Pocket 1にLeaf v0.10.0を入れて、N64・GBC・SFCを少しずつ遊んでみた。

Miniloong Pocket 1の見た目が好み過ぎて、つい買ってしまった。
先に感想を書くと、SFCがかなりちょうどいい。N64も「まあできる」けれど、画面上のマリオは小さめなので、精密操作が要るステージはそれなりに苦戦しそう。あと、スティックがおかしいと感じたら最初にキャリブレーションをした方がいいです。私はマリオが右にしか本気を出してくれなかった(なぜ)。
LeafはMiniloong Pocket 1向けのカスタムファームウェア。stock OSを完全に消す方式ではなく、その上で動く設計になっている。公式情報はLeaf公式サイトとInstall guideを確認した。
この記事では、公式の仕様と、手元のPocket 1で実際に起きたことを分けて書く。ROMやBIOSの入手方法は扱わない。
今回入れたLeafと事前条件
今回使ったのはLeaf v0.10.0。
- 公式GitHub:<https://github.com/Utility-Muffin-Research-Kitchen/Leaf>
- v0.10.0 Release:<https://github.com/Utility-Muffin-Research-Kitchen/Leaf/releases/tag/v0.10.0>
- 使用ファイル:
leaf-mlp1-sd-v0.10.0.zip
Leafの公式ガイドによると、導入前にPocket 1のstock firmwareを1.3.0.32以上にしておく必要がある。新品だと古いstock OSの場合があるので、まずstock OSを起動してシステムアップデートを一度最後まで実行する。

ちなみになぜLeafを入れたかというと、純正のままだとSDカード周りがわからなくて面倒だったからです。Leafを入れると、Romsにぶち込むだけで遊べるので楽です。さらには、SSHが利用できるようになります。
Leaf導入手順:.systemをSD直下に置くのが大事
公式では、SDカードはFAT32またはext4を案内している。私は最初うまくいかず、MBR+FAT32で作り直したところ導入できた。
これは私の環境での成功例であって、容量やカードの相性を保証するものではない。ただ、4GBのSDカードでもLeaf導入には足りた。一方で、別の16GBカードはコピー中に切断エラーが出て、その日は断念した。SDカード、たまに急に機嫌が悪くなる。
手順はこう。
- Pocket 1をstock OSで起動し、システムアップデートを済ませる
- SDカードをMBR+FAT32でフォーマットする
leaf-mlp1-sd-v0.10.0.zipをSDカードにコピーする- ZIPはPC上ではなく、SDカード上で展開する
- 展開後にできたフォルダの「中身」を、SDカードのルート直下へ移す
- 電源を切ったPocket 1のメインSDスロットへ挿し、起動する
- stock側の更新画面が始まったら、完了まで待つ
特に大事なのが、隠しフォルダの.system。
Leafのインストーラーの中心は.systemに入っている。Windowsでは隠しフォルダなので、PC上でZIPを展開してから「見えているファイルだけ」をコピーすると、肝心の.systemがSDカードに移っていないことがある。
SDカードの最上位が次のようになっていればよい。
SDカード
├─ .system
├─ Roms
├─ Saves
├─ States
└─ …
反対に、次のように一階層深くなっていると失敗しうる。
SDカード
└─ leaf-mlp1-sd-v0.10.0
└─ .system
公式も、ZIPをSDカードに置いてから展開し、隠し.systemがカード直下にあることを確認するよう案内している。見た目にはファイルが入っているのにインストーラーが始まらない、という地味に分かりにくい罠だった。
起動しないときの確認ポイント
- FAT32のつもりでexFATになっていないか
.systemがSDカードへコピーされているか.systemがSDカード直下にあり、一階層深くなっていないか- インストール用カードをメインSDスロットへ挿しているか
- 私のように、MBR+FAT32で作り直して改善するか試す
ゲームはRoms以下へ。第2SDカードもゲーム用に使える
ゲームは最近のLinux系CFWでよく見る構成で、SDカード直下のRoms以下に機種別フォルダを作る。
Roms/
├─N64/
├─GBC/
└─SNES/
公式の推奨フォルダ名は、NINTENDO 64がRoms/N64/、ゲームボーイカラーがRoms/GBC/、スーパーファミコンがRoms/SNES/。ゲームは機種フォルダ直下でも、作品別のサブフォルダに分けても認識される。詳しい対応フォルダと形式はゲーム追加の公式ガイドを参照。
Pocket 1にはmicroSDスロットが2つあり、2枚目はゲーム用の追加ストレージとして使える。2枚目にも同じRoms/<SYSTEM>/構成を作れば、Leafが自動検出し、両方のカードを一つのゲームライブラリとして表示してくれる。第2SDもFAT32で用意する。
マリオ64で右にしか走れない。Joe’s Calibrageで改善した
N64の『スーパーマリオ64』を起動したら、右方向には普通に走るのに、ほかの方向へ倒すとマリオがノロノロ歩く状態だった。
スティック故障かと思ったが、Leaf標準のJoe’s Calibrageでキャリブレーションしたら改善。全方向へ普通に走れるようになった。マリオ、ようやく全方向に本気を出してくれた。
導線は以下。
Appsタブ → Joe’s Calibrage → Calibrate
公式説明でも、キャラクターが走らず歩く、スティックが最後まで倒し切れていないように感じる、といった症状向けのアプリとされている。まさに今回のケースだった。 Joe’s Calibrage公式ガイド
画面の英語と、実際にやることはこう。
Rotate fully around the edge, then press A.
スティックを端まで倒し、外周に沿ってぐるっと何周か回してからAを押す。Release the stick and keep it centered, then press Y.
スティックから手を離し、自然に中央へ戻したままYを押す。
N64を遊ぶ前に、一度ここで状態を確認しておくと安心。手元の個体では必須級だった。
実際に遊んでみた感想
N64:『スーパーマリオ64』は「まあできる」

キャリブレーション後は、最初のステージをクリアできた。
N64がこのサイズの本体で遊べるのは普通に楽しい。ただしPocket 1の画面ではマリオが小さく見える。最初のコースなら問題なく遊べたけれど、細かい着地や精密なカメラ操作が要求されるステージでは苦戦しそうだと思う。
余談。今見るとだいぶ気持ち悪い。鼻がでかすぎる。蜂にでも刺されたか。

GBC:十字キーの精密操作は少し慣れが必要

GBCでは、十字キーの細かい入力が少し難しいかもしれないと感じた。
それでも、お試しステージ(500m)はクリアできた。
短時間遊ぶぶんには十分楽しい。ただ、パズルやアクションで厳密な入力を続けるなら、十字キーの感触は好みが分かれそう。
SFC:『星のカービィ スーパーデラックス』がちょうどよかった

SFCでは『星のカービィ スーパーデラックス』をプレイ。みんなのトラウマ「0% 0% 0%」から始めて、『はるかぜとともに』をクリアした。
画面が見やすく、操作も無理がない。Pocket 1にはSFCがかなりちょうどよい印象だった。N64よりもキャラクターや背景を追いやすくて、この本体を取り出して遊ぶ意味が自然にある。
GB:ポケモンシリーズとか。


デフォルトのCore(Gamebatte)だと白黒、mGBAにするとスーファミで起動したときみたいになる。好きなCoreを選ぶといいです。
設定方法は、起動前にXボタン押下→Coreにて好きなものを選択。
まとめ:導入の山場を越えると、Pocket 1はかなり遊べる
Leaf導入でいちばん注意したいのはSDカードまわりだった。
- stock firmwareを1.3.0.32以上にする
- SDカードはMBR+FAT32
- ZIPはSDカード上で展開する
- 隠し
.systemを含め、展開後の中身をSDカード直下に置く .systemが一階層深くなっていないか確認する
ここを越えれば、Leafの導入はかなり見通しがよくなる。
実機での印象は、N64は「まあできる」、どの機種でも共通で十字キーに少し慣れが必要、そしてSFCは視認性の面でかなり相性がよい、という感じ。特に『星のカービィ スーパーデラックス』は、Pocket 1のサイズ感にぴったりだった。
そしてN64の動きが変だと思ったら、まずJoe’s Calibrage。右にしか走れなかったマリオが全方向へ走り出した瞬間、地味に感動した。




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